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台湾にどれくらい外国人労働者が働いているか?

台湾は外国人労働者の受け入れが盛んです

台湾では人材不足のため、1991年より外国人労働者を受け入れてきました。

日本の技能実習制度や特定技能制度と同じで、従事できる職種はいわゆる3Kと言われる職場のみになります。

また招聘できる外国人労働者はベトナム、インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシアのみになります。

これだけ外国人労働者の受け入れが盛んですので、地域によっては各国のコミュニティが出来上がっていて、レストランや食品雑貨店などがあります。

土日とかになると、街にでかけたり、台北駅の周りに友人と集まって休日を過ごしています。

(写真はフィリピン人向けの雑貨店です)

外国人労働者の比率は?

 

2019年4月末現在、台湾に滞在する外国人労働者は70.6万人になります。

毎年右肩上がりに増加し、今年とうとう70万人を超えることになりました。

 

外国人労働者の国籍の内訳はこのようになります。

 ・インドネシア 27.1万人(38.4%)

 ・ベトナム   22.1万人(31.4%)

 ・フィリピン  15.4万人(21.8%)

 ・その他    6万人(8.5%)

 

タイとマレーシアからは年々外国人労働者の数は減り続けていて、いまはインドネシア、ベトナム、フィリピンの3カ国が中心となっています。

 

外国人労働者の業種の内訳はこのようになります。

 ・産業従事者 44.7万人(63.3%)

    製造業    43万人

    農林水産業  1.2万人

    建設業    0.4万人

 ・社会福祉従事者 25.9万人(36.7%)

    介護サービス 25.7万人

    家庭ヘルパー 0.2万人

 

産業従事者で男性が占める割合はおよそ70%で、社会福祉従事者になると99.3%が女性になります。

 

また国別の産業従事者では、ベトナムの43%が最も多く、次いでフィリピン(27%)、インドネシア(16%)、タイ(14%)という順になっています。

国別の社会福祉従事者では、インドネシアが77%と圧倒的に多く、次いでフィリピン(12%)、ベトナム(11%)という順になっています。

 

外国人労働者の就労地区の内訳はこのようになります。

 ・産業従事者

    桃園市 9.1万人

    台中市 7.8万人

    新北市 5.6万人

 

 ・社会福祉従事者

    台北市 4.4万人

    新北市 4.3万人

 

やはり工業地域に産業従事者の外国人労働者が集まりやすく、都市化が進む台北市や新北市には社会福祉従事者が多い傾向となっています。

 

台湾の外国人労働者の状況は明日の日本?

 

台湾では早くから製造業や介護関係で人材不足になることを見越して外国人労働者を受け入れてきました。

台湾に来る外国人労働者は、本国で中国語を勉強していることも有り、簡単な会話はできるぐらいの語学レベルがあります。

長年外国人労働者を受け入れてきているため、各地域に各国のコミュニティが出来上がっています。

外国人労働者はすでに台湾に根付いているため、切っても切れない状況となっています。

当然数多くの外国人労働者を受け入れると問題も多く発生します。

例えば勤務地からの逃亡や窃盗などの軽犯罪、同国人同士での争いなど様々な問題が日々起こっています。

逆に外国人労働者がパワハラやセクハラなどの被害を受けるケースもあります。

このような状況は、本格的に外国人労働者の受け入れを開始した日本も将来的に発生する可能性が大いにあると思います。

日本政府や日本企業は、外国人労働者の受け入れの経験が豊富な台湾のケースを参考にして、自国の外国人労働者受け入れ制度に反映してほしいと願います。

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